過去シリーズ12 同門対決後編

前編は過去のをご覧ください

一回戦を合わせ一本で勝った善十朗君

続く二回戦

いつも一緒に稽古をし、小学校も一緒の相手

相手は、しょっぱなから同門対決(シード)だったのでやるせなさそうでした


試合開始!

大山総裁が「壇上では親でも殺せ」

と仰ったように(親が登場するブログでこんなことを書くのもなんですが)

どんな相手でも全力で戦うのです!

無我夢中で戦った結果

いつの間にか僕は合わせ一本勝ちしてました

って言っても上段廻し蹴りをペチペチあてただけだったのですが…



試合後勝ったのに、なぜか涙が溢れだします

初の遠征で、かなり気合いをいれてのぞんだ大会の下位回戦での同門対決はあまりにつらすぎました

勝ったくせに泣いている不思議な男がトイレに顔を洗いに行くと、負けて悔し涙を流して帰ってくる相手の子がトイレから出てきました(ちょっと読みづらい)

相手の子もトイレで悔し涙を流したのでしょう(ちなみに僕は試合終わった途端に泣いてました)

すれ違った時、悲しさから、次へのやる気が湧きました

あいつの分まで頑張ろう

そのすれ違った瞬間はいまでもはっきり覚えています




二回戦終了後、三回戦の相手……

また同門対決!

ってまたかよって思ったあなた!

参加人数が少ないんじゃないか?と疑う人もいるかと思いますが

参加人数は30人くらいはいたんですよ〜

なぜかトーナメントで近くに一緒な道場の人間で固められていました…



っで三回戦吹っ切れた僕はこの試合も合わせ一本勝ち

この試合後もやるせなさが……



続く準決勝ではボロボロに敗北

負けた言い訳ではないですが、同門対決で精神的なダメージが強く、準決勝は戦う前から負けていたような気がします

心が弱く、自分自身をコントロールできなかったのです

自分の精神的弱さに気づかされた初遠征でした



ちなみに…

今の少年部の子供たちは試合数も多く、同門対決なんてへっちゃらかもしれません

当時試合数が少なく、出場するのが一年に一度か二度ですのでこれだけの精神的ダメージがあったのでしょう

何事も経験が必要ですね



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