過去シリーズ29 柔道では…(後編)
前回はこちらhttp://d.hatena.ne.jp/zenjuro/mobile?date=20080516#p3
ベスト8進出。
これだけで奇跡の快進撃でした。
続く相手は春の県大会で団体戦で敗れた中学校の団体メンバーでした。
その時点で諦めムード。
試合開始!
やっぱり強い!力も強いタイミングも上手い!
試合早々技有りを取られてしまいます。
続いて有効を取られてしまい、もう絶望的です。
こんなの勝てないよ―と思ってましたが、ここは踏ん張り所。
もう最後だからなんかやってみようと思って出した技が袖釣り込み腰。
技有り〜
出した自分がびっくり。試合で一回も使ったことがない技がなぜか決まりました。
ある程度練習はしてましたが、誰から習ったというわけではなく、見よう見まねの技笑
しかし技有り一つでは判定で負けてしまいます。
馬鹿の一つ覚えのように袖釣り込み腰を試みますが、当然の如く見破られます。
あと五秒!
相手が技を仕掛けてきました。その瞬間。
や―
ドカン
技有り合わせて一本!
やられた…
と思ったら僕の勝ちでした。
がむしゃらに技を掛けてきた相手に裏投げ(合わせ技)を掛けたようです。
もみくちゃになって上も下もわからなくなってしまい、負けたと勘違いしていました。
と、実力がないながら奇跡的に勝利した僕は準決勝に進むのでした。
勝負は最後までわからないもんですね。